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奥能登国際芸術祭に携わった大学生が珠洲に移住してゲストハウスを開業

楓 大海さん[代表] 新谷 健太さん[代表理事]


宿泊するお客様と地元の人が集うコミュニティスペースを作りたい

私たち2人は金沢美術工芸大学で知り合った同級生で平成29(2017)年4月に移住し平成30(2018)年に珠洲市飯田町にゲストハウスを開業しました。ゲストハウスはコミュニティスペースがあり価格も比較的安いのが特徴で、私たちは県外から来たお客様と地元の宿泊客の方が集う交流の場を提供しています。また当施設は個室やドミトリー(相部屋)があり食事は提供しないスタイルなので、夜は近くにある飲み屋街や銭湯を紹介して町を散策して頂いております。レトロな昭和の雰囲気が漂っているのも当施設の魅力の一つです。
私たちは、平成29(2017)年に珠洲市で開催された「奥能登国際芸術祭」の前準備で初めて珠洲市を訪れ、その時に「星空と海と街並みの綺麗さ」に衝撃を受けました。食べ物も美味しく祭りや独自の風習があり、本当に素晴らしい街だと思い、「珠洲市に泊まりに来る人と地元の人達が集う場所を作りたいな」と思った事が、ゲストハウスを始めようと思ったきっかけです。珠洲市に移住後、楓(代表)は七尾市の「宿泊施設」、新谷(社団法人代表理事)は珠洲市の「地域おこし協力隊」に就職しました。移住してからの2年間を宿泊業開業までの準備期間と捉えておりましたので、市場調査や開業資金の確保に努めました。
お客様の約3分の1が海外の方で、予想を上回る多さに驚いています。特に欧米の方が多くサイクリングで来られる方や樽を空けるぐらいビールを大量に飲まれた豪快な人もいました。日本人のお客様で、男性3人で脱サラしヨットで日本一周している方も来られました。また近隣の飲食店でお酒を飲んだ後、お泊りになる地元のお客様も来られます。

宿泊施設を中心とした街並みづくりと人が集まるイベントの開催

ゲストハウスの名前をパソコンで考えていた時に「仮()」と打ち間違え、「仮にかっこでくくってみる」というコンセプトが生まれ、地元の人や宿泊した人が集うコミュニティの総称として、「仮()」(かりかっこ)という名前にしました。余白があり柔軟に動けて明確化してない感じや響きも素敵だと思っています。
珠洲市内の10カ所の地域で宿泊施設を中心に町づくりをしたいと思っています。現在「蛸島町」で、石川県の助成金を使い「宿の滞在メニュー」を開発する活動を始めたところです。町の特徴を調べ潜在的に眠っている観光資源を発掘し、そこにあった宿泊や飲食店の場所、観光スポットを整備して街並みを作り、人の動きと流通を生み出す事が僕らの構想です。
私たちを中心に「ダーツ」や「マージャン」、「ビアガーデン」や「ステーキイベント」等の面白い企画をしていて、最近は地元の方も注目しています。居心地が良く、気を張らなくて、人と人を繋ぎ触れ合う、僕らも含め全てが魅力だと考えています。是非、僕らに会いにゲストハウスに来て下さい!

guesthouse仮( )-karikakko-

■ 住所/〒927-1214 石川県珠洲市飯田町26-41-2
■ TEL/0768-84-5076
■ 代表者/楓 大海 社団法人代表理事/新谷 健太
■ 創業/平成30(2018)年
■ 業務内容/宿泊業(ゲストハウス)

※業務内容や商品等はねっとわーく発行時から変更されている可能性があります