株式会社 柚餅子総本家中浦屋

柚子を活かした商品の専門店化を推進
柚餅子(ゆべし)から化粧品・バスエッセンスまで

中浦 政克さん[代表取締役]


研究を重ねて美肌効果のある成分の抽出に成功

皆さん、柚餅子をご存知ですか?柚餅子とは一般的に、柚子の中にお餅や味噌などを詰めた食品のことを指し、地域が変われば甘いお菓子であったり、しょっぱいお酒のつまみであったりと、地域によって味も形も変わるというのが柚餅子の特徴です。当社はもともと和菓子屋であり、甘いタイプの柚餅子をつくっています。現在、私が4代目で代表になってもう20年ほどになります。
先代の時代に柚餅子専門店というイメージを構築しました。でも、柚餅子だけではアイテムが少ないので、さらに柚子をキーワードにして、お菓子だけでなく食品という枠に広げた結果、商品アイテムが約30にまで増えました。柚子を使用する量が非常に多いので、成分を有効活用できないかと、研究を重ねてきた結果、美肌効果や美白効果がある成分を社内で抽出することに成功し、原料化しました。その原料を使って現在は「ハンドクリーム」を製作しています。
明治43年に初代がお菓子屋として創業。その後、規模が大きくなるにつれ、食品問屋もしていたと聞いています。それが、先代の時代に柚餅子の専門店化をすることを機に、店のイメージをガラッと変えました。大衆的なイメージから少し高級感のある店にしつらえ、取扱商品も柚餅子関連商品のみとしました。ちょうどその頃は、地方の珍しい商品がクローズアップされる時代でしたので、柚餅子の需要はどんどん増えていき、この頃、柚餅子の専門店としてのイメージが定着しました。そうして現在、直営店舗は、輪島市内の3店舗と金沢市武蔵の「めいてつエムザ店」の計4店舗を展開しています。

柚子製品では間違いないといわれるブランドづくり

社員に対しては、特別な教育はしていません。ただ心掛けているのは、会社に来るときも店舗に入る時も、お客様のつもりで入るように言っています。どなたが来られてもお客様のごとく対応するということが、社員の中では当たり前になっています。
実は現在、柚子の機能性を活かした、「バスエッセンス」の開発に取り組んでいます。商品は柚子風呂のように、直接的に柚子を入れるイメージではなく、ほんわりとした匂(にお)いはするけれど、お湯に入ったらベールに包まれるような入浴感がある商品が完成し、発売真近です。
今後の事業展開については、和菓子だけでなく食品全般の製造に携わり、柚子に関わる商品づくりのさらなる専門店化を進め、柚子に関しては当社から買えば間違いないと思われるブランドづくりをしていきたいと思っています。
会社としても、お客様を大事にすることはもちろんなのですが、支えてくれる社員達にどうやって還元できるか、あるいは生活の基盤づくりに貢献できるかということを考え、しっかりと生活を支えられるように頑張っていきたいと思っています。

株式会社 柚餅子総本家中浦屋

■ 住所/〒928-0001 石川県輪島市河井町4-97
■ TEL/0768-22-0131
■ 代表者/中浦 政克
■ 創業/明治43(1910)年
■ 業務内容/和菓子(柚餅子等)、柚子食品製造販売

※業務内容や商品等はねっとわーく発行時から変更されている可能性があります