有限会社 日東電機

船の電機修理からオリジナルのマリンランプ開発まで
故障の連絡があればすぐに駆け付ける船の電機屋

沖崎 俊彦さん[代表取締役]


出漁できる状態に仕上げ「ありがとう」の一言が励み

当社は昭和26年頃から地元の漁船にバッテリーを販売したり発動機を修理していたのが始まりだと父に聞いていましたが、当時は戦後のドサクサではっきりした資料が残っていません。ただ、その当時から「日東電機工業所」という名称を使っていて、平成元年3月に法人化し現在の名称になりました。
私は、大学を卒業後、家業を継ぐために魚群探知機や無線機等を製造販売する会社に就職し昭和63年に帰ってきてこの仕事をするようになりました。魚群探知機や無線の修理に関してはひと通りの技術は修得してきたつもりでしたが、「船のでんきや」の仕事は奥が深く発電機などの取り付け技術は輪島に戻ってから必死に勉強しました。
故障があると、夜中であろうが時間に関係なく連絡が入ります。私を頼って連絡があるので、すぐに駆け付けてなんとか出漁できる状態にします。漁師さんから「ありがとう」の一言を聞いた時、この仕事をしていて本当に良かったと思います。この仕事に就いて30年近く経ちますが、昨年、海上保安庁より「海事関係功労者」という大変名誉ある表彰をいただき今後の励みになりました。

独自開発のマリンランプスタンドが日本の手づくり「TheWonder500」に選定

「マリンランプ」を使った新商品をつくり出したきっかけは、毎年冬になると海が荒れてなかなか出漁できない日が続き、船の仕事が激減するためです。当社の取扱商品である船舶照明器具を家庭や店舗のインテリア用品としての活用を思いつき、多少のアレンジを施して「マリンランプ」としてホームページを自分で作成し、ブログやSNSを利用して発信しました。
「マリンランプ」の特性は、堅牢でデザインがシンプルなところと優れた防水性です。スペースもとりませんし、美しいフォルムから放射線状に広がる光は幻想的です。住宅を新築・リフォームされるご家庭にお勧めの照明器具で、昨年も全国津々浦々から注文をいただきました。また、購入されたお客様からのご要望をお聞きし、ランプの底にケヤキや間伐材を取り付けて電気スタンドスタイルにすることを考案しました。この開発には県の「産業化資源活用推進ファンド」を活用させていただき、お陰様で評判も良く売れ行きは好調です。
一昨年には、日本の手づくり品として経産省の“世界にまだ知られていない日本が誇るべき優れた地方産品”を発信するプロジェクト「TheWonder500」に選ばれました。商品名は「海洋灯台(マリンランプスタンド)」です。現在のところ本業(船舶電機の取り付け等)にはかないませんが、能登発のこのランプスタンドの販売を全国に大きく伸ばしていきたいと思っています。

有限会社 日東電機

■ 住所/〒928-0071 石川県輪島市輪島崎町1-78-161
■ TEL/0768-22-0543
■ 代表者/沖崎 俊彦
■ 法人化/平成元(1989)年3月
■ 業務内容/船舶器具・船舶電子機器販売修理

※業務内容や商品等はねっとわーく発行時から変更されている可能性があります