割烹 夥汲

大阪で人気を博した割烹料理店「夥汲」を輪島で再オープン 地酒を取り揃え、酒蔵と協力しながら能登の豊かさをPR

井上 雄介さん[店主]


誰でも集まれるお店を目指して

当店は能登の食材と地酒を堪能できる割烹料理店で、令和4(2022)年4月に輪島市で創業しました。店名の「夥汲(くわぐみ)」は「親しい仲間が集まって酒を汲み交わす」という意味があり、近所の人や観光客がみんな集まってお酒が飲める場所にしたいという想いから名付けました。奥能登には数少ない「日本酒を存分に楽しめるお店」として、能登の地酒はもちろん全国から多数の日本酒を取り揃えておりますので、食材に合わせて楽しんでいただくことができます。
お店は輪島市の中心地に位置しており、地元の方はもちろん観光で来られる方も足を運んでいただきやすいです。店内は和を感じるゆったりとした空間で、カウンター席の他に小部屋もあり、少人数での会食などにもぴったりです。食材に関しても能登で採れた旬の地物をこだわって仕入れていますので、四季折々で料理の変化も楽しんでいただけると思います。割烹と言えば高級なイメージがありますが、アットホームな温かい空間と、地元の方でもあっと驚く地物料理・お酒を提供し、新しい能登を発見していただきたいです。

食と日本酒を通して能登の魅力を感じてもらう

中学から料理人を目指し、高校卒業後は複数のお店で修行しました。平成17(2005)年に大阪で自分のお店をオープンしてからは令和元(2019)年の立ち退きまでずっと和食一本で走ってきました。修行時代から20年近く日本酒を扱ってきた中で、能登の蔵元との出会いがあり、能登の食材をはじめ、お祭りなどのいろいろな文化、豊かな人や土地に感銘を受け、輪島の地で料理店の再オープンを決めました。令和2(2020)年4月に妻と一緒に大阪から移住し、今日まで約1年やってこられたのも、移住してきた私たちを温かく受け入れてくださった地元の方々のおかげです。
能登の蔵元はとても活気があります。若いうちから経営者として活躍されている方もおられますし、設備や宣伝方法も時代に合わせて変化を加えておられ、いろいろお話しさせていただくといつも能登酒の未来を感じます。能登の豊かさは地元の人にとって当たり前のものですが、私はこの魅力をもっと多くの人に知ってもらいたいと思っています。食とお酒だけでも十分に人を呼び込む力がある地域ですから、私たち飲食店と蔵元が相互に協力し合い、イベントを開催するなどしてPRに努めたいです。私が日本酒を通して能登を知ったように、今度は私がいろいろなきっかけを作り、能登のリピーター客を増やしていけるよう、これからも活動していこうと考えています。

割烹 夥汲

■ 住所/〒928-0063 石川県輪島市水守町堂端31-1
■ TEL/0768-23-4809
■ 代表者/井上 雄介
■ 創業/令和4(2022)年
■ 業務内容/飲食業 能登の食材による和食と能登の地酒の店

※業務内容や商品等はねっとわーく発行時から変更されている可能性があります