〈近隣施設利用〉

放課後等デイサービス サンフラワー

地域の障害を持つ児童の放課後通所施設を平成30年10月にオープン

山花 剛さん[代表取締役]


放課後デイサービス事業を通じ子供達から教わることが多い

私どもの放課後デイサービスは納屋を改装し、100m以内には、畑や田んぼを埋めた砂場があり、近隣施設にはボルダリングや卓球台、ブランコが設置してあります。これだけ揃っている施設は少ないと思います。最近流行っているボルダリングは、発達障害にはとても良いと言われていますし、東京オリンピックにも採用されていますよね。
利用者のほとんどが七尾特別支援学校の子供ですから、私達が迎えに行きます。小学校の低学年ですと13時過ぎに、中学年ですと14時過ぎに、高学年あるいは中等部の子供達は、15時半頃ですから、1日に多い時は3度迎えに行っています。
私は高校・大学の野球部の監督を30年間していました。野球部の指導では言葉で伝えることが出来ますが、ここでは言葉だけでは通じません。心と心が大事。子供達は私達の心を見透かしている感じがします。手は抜けません。ボディランゲージやアイコンタクト等、いろんな方法で子供達に伝えることに一生懸命で、私が子供から学ぶことが多いです。
私は全く創業なんか考えていませんでしたが、たまたま野球の先輩と食事に行き、偶然同席していた福祉施設の社長さんから放課後デイサービスについて教えてもらい、経営してみないかと誘われたことがご縁でした。それから週末ボランティアとして参加し、今日に至ったわけです。
週末ボランティアで子供達と触れ合い、逆に子供達から元気をもらって、「能登でこんな施設があったらいいな」と思いました。私の母親が一人暮らしで、老人ホームに入って実家が空き家なので、何かしらの活用を考えていたところでした。
事業を開始することは、家族からは大反対。今まで給料取りだったので、不安を感じるのでしょうね。でも反対されたからこそ、「心配を掛けないようにやってみたい」と思いました。

子供1人1人の個性やニーズを把握し可能性を最大限に伸ばす療育を目指す

学校でその子の症状に合わせた授業を行っているのだから、他の子供達と交わったり、学校でやったことを復習したり、「他にもっと出来る療育があるのではないか」と経験の浅い私ですが自問自答し、いろいろと考え運営をしています。
また、親御さんの負担を減らしたいです。休日の他に年末年始もお盆も預かる。平日も親御さんのニーズに合わせてお預かり出来る。そんな施設にしたいです。
おかげさまで社員の皆さん、先生達は私よりはるかに高い目標、理念を持って仕事に取り組んでいて、私は素晴らしいスタッフに恵まれて感謝しています。今後の事業展開は、現在の利用者は18歳未満までなので、18歳以上の子供も対象にした施設を作りたいと思っています。


〈近隣施設利用〉

放課後等デイサービス サンフラワー

■ 住所/〒929-2231 石川県七尾市中島町奥吉田1
■ TEL/0767-66-6010
■ 代表者/山花 剛
■ 創業/平成30(2018)年
■ 業務内容/障害児通所支援事業

※業務内容や商品等はねっとわーく発行時から変更されている可能性があります