焼肉 雅樹丸

幸せを呼ぶ樹「がじゅまる」のように焼肉で幸せを届けたい
店内中央にあるキッズスペースが「お店のシンボル」

二口 樹さん[店主]


手洗いから言葉遣いや身なりまで厳しく鍛えられたからこそ今の自分がある

平成29(2017)年4月かほく市で開業した焼肉雅樹丸。店の名前である雅樹丸の由来は、沖縄にある幸せを呼ぶ樹で有名な「がじゅまる」。店主は「丸」という字をつけたいと考え、それと自分の名前である「樹」の字も。雅樹丸の樹は生命力があり、自分のなかでしっくりきました。ご来店頂いたお客様に幸せになってもらいたいという想いからこの名前に決めました。
店舗の造りで一番の特徴は、どこの席からも見える「大きなキッズスペース」がお店の真ん中にあることです。親御さんが子供を遊ばせても目の届く範囲で安心して食事を楽しむことが出来ます。普通の店では客席が少なくなるので諦めると思いますが、お店作りの構想の中で「一番に作りたい」という想いがありました。隠れ家的な離れ(別棟)があるのも当店の特徴です。こちらも団体客、プライベートな食事会、商談等のニーズがあり大変好評です。
大学を卒業し、全く違う業種の瓦屋で8年間勤めていました。そこでずっと、自分で何かをしたいと思い、30歳の時に金沢市片町の焼肉店に転職しました。単純に焼肉が好きだったので焼肉店に勤めようと。店長職も経験させていただき2年半勤めました。もっと肉のことを勉強し、業者との繋がりも強くしたいという思いから、スーパーの精肉部に入り肉の捌き方を学び、1年半後このまま精肉店にいても焼肉屋は開業できないと思い、一念発起して富山県の焼肉店へ飛び込みました。そこでは、手洗いひとつにしても厳格で、今まで気付かなかった衛生面、出し方、言葉遣い、身だしなみに至るまで大変厳しかったです。当時はただ辛いと思っていましたが、今となっては感謝の念で一杯です。

上質なお肉の希少部位を提供 素材の良さをそのままを味わってほしい

タレはこだわって作っています。少し酸味を加えているので、大人用と子供用の2種類があるんですよ。毎日肉を見ていると、品質がわかるようになります。こだわった肉だけを仕入れ、発注してもダメだと判断すれば返すこともあり、品切れになっても自分の納得したものでないとお客様には提供したくないですね。
また、産地にはこだわらず、その時のいいものを仕入れます。特にホルモンは保存状態がしっかりしていないと変色してしまうので新鮮なものを仕入れます。お客様には素材そのままを味わっていただきたいのでホームページに焼き方や肉の特徴も掲載しています。
人を育てる事が経営者にとって一番大事ですね。「楽しく働こう」が経営理念です。働いている以上楽しくやらないとそれがお客様に伝わってしまいますね。働いている人が楽しくないとダメで、自分自身が相手と同じ目線で話をしないと理解してもらえないし伝わらない。でも経営者としてそこが一番難しい事ですけどね。店舗を増やすことは考えていません。ただお客様の要望に答えられるように飽きられないような店にしたいと思っています。

焼肉 雅樹丸

■ 住所/〒929-1172 石川県かほく市松浜イ21-6
■ TEL/076-285-8929
■ 代表者/二口 樹
■ 創業/平成29(2017)年
■ 業務内容/飲食業

※業務内容や商品等はねっとわーく発行時から変更されている可能性があります