株式会社 ONE’S

お客様に感動していただけるモノづくりを目指して

一松 幸則さん[代表取締役]


私たちと関わる全ての皆さまと共に歩む

創業は令和2(2020)年の4月です。石川県能美市で溶接を中心とした板金加工業、工作機械の組み立てをしております。店名の「ONE’s」は、従業員や人を大事にしたいという想いから名付けました。「ONE」は1人ですが、そこに「s」をつけることで、1人ではなく、みんなで大きくしていこうという意味を込めています。従業員はベテランから中堅まで、全員で6名います。今後は、若い人材も入れて育てていきたいと思っています。一般的な溶接業としては珍しく、幅の薄いものから厚いものまで、幅広く溶接しています。
我々は美観を大切にしております。溶接部分はあまり人の目に触れる場所にはありませんが、製品によってはお客様の見える場所にあります。そういった箇所はウェービング(波紋)をして、見た目を綺麗に違和感なく接着することを心掛けています。特に建機関係のお客様は美観に関して厳しく、高い水準を求められ、熟練の溶接技術が必要です。溶接だけで美観を整えるものと、溶接したものを削って綺麗にしていくものと2つありますが、溶接が美しくないと、綺麗にも削れません。丁寧で綺麗な溶接が大切となります。
私の実家は食堂を経営していました。去年父親が亡くなりお店は閉店しましたが、親の背中を見て手伝いをしながら幼少期は過ごしました。うどん、ラーメン、定食、丼ぶりではないですが、物を作るところは同じだと思います。「大人になったら自分で事業したいな」と幼い頃から考えていたので、親の影響も受けていると思います。石川県の板金会社で就職して20年下積みをし、現場作業や管理職も経験したのち起業しました。

「ホスピタリティ板金」を目指して

我々は「ホスピタリティ板金」を目指しています。「直接注文いただくお客様は元より、最終的にお使いいただくお客様がどうすれば喜んで満足して貰えるか」を追求する姿勢を「ホスピタリティ」と僕らは言っています。ただモノを作るのではなくて、お客様が手に取ってその先にあるもの、求めていることを汲み取って製品として作っていく。それを目指して頑張っています。
最近、溶接ロボットを導入し機械化をしました。将来的には新しい工場を建設し、自社商品の開発を手掛けたいと思っています。そのためには、人材の雇用や製品を運ぶトラックも必要です。事業を拡大することで、地元の従業員を増やして地域活性をすることも大切な我々の目標です。

株式会社 ONE’S

■ 住所/〒929-0121 石川県能美市吉原釜屋町ハ1-25
■ TEL/0761-58-1153
■ 代表者/一松 幸則
■ 創業/令和2(2020)年
■ 業務内容/鉄・ステンレスの溶接、工作機械の組立

※業務内容や商品等はねっとわーく発行時から変更されている可能性があります